「将来のお金、大丈夫かな…?」
漠然とした不安を抱えながら、毎日を過ごしていた。TVやインターネットで投資や資産運用についての動画をたまに見るけど、難しすぎてチンプンカンプン。
正直、お金の話は苦手で、目を背けてきた。給料日は嬉しいけれど、そのお金をどう使えばいいのか、将来のためにどう貯めればいいのか分からず、ただ何となく銀行口座に預けておくだけの日々。
ある日、書店で偶然見つけたのが「改訂版お金の大学」。可愛らしいライオンのキャラクターに惹かれ、なんとなく手に取ってみた。ページをめくると、難しい言葉は少なく、イラストや図表も豊富で、本が苦手な私でも理解しやすい内容だった。
「これなら、私にもできるかも…!」と思い購入。一通り読み終わる頃には、お金の価値観が180度変わっていた。
今回は「改訂版お金の大学」を読んで、何を学んで、どんな価値観が変わっていったのか紹介する。
「5つの力」で人生が変わる!お金の大学で学んだこと
「改訂版お金の大学」は、お金にまつわる知識を「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の5つの力に分け、体系的に解説している。まるで大学で講義を受けているような気分で、お金の基礎から応用までを学ぶことができた。
特に印象的だったのは、「貯める力」。本書では、支出を減らすことばかりに目を向けるのではなく、「生活の満足度を下げずに支出を減らす」という考え方が紹介されている。
- 固定費の見直し:スマホを格安SIMに乗り換えたり、電気会社を切り替えたりすることで、毎月かなりの節約になる。
- 保険の見直し:必要な保険は3つだけ。自動車保険・火災保険・生命保険
- 無駄な支出の削減:毎月の支出を分析し、無駄なものを削ることで、貯蓄・投資に回せるお金を増やす。
他にも、「稼ぐ力」を高めるための方法として、自分のスキルアップや副業についても詳しく解説されていた。「増やす力」では、投資の基礎知識やリスクを抑えた投資方法を学ぶことができた。「守る力」では、詐欺や金融トラブルから身を守るための知識が、「使う力」では、お金を賢く使う方法や、人生を豊かにするための浪費について学ぶことができた。
「お金の大学」で学んだことは、どれも目からウロコのものばかり。なんで今まで勉強してこなかったんだと、悔やんでしまうほど。
「お金の大学」で学んだことを実践してみた
「改訂版お金の大学」を読み終えた私は、早速、学んだことを実践していった。
スマホは日本通信SIM、インターネットはマネーフォワード光に変更
まず取り組んだのは、通信費の見直し。スマホはドコモから日本通信SIMに乗り換え、インターネット回線をドコモ光から、マネーフォワード光に乗り換えた。すると、月に約4300円も節約できるようになった!
- ドコモ光 4000円→日本通信 SIM500円
- ドコモ光 5720円→マネーフォワード光 4950円
格安SIMは、通信が遅いとかよく言われているが、今のところ不便は全く感じない。強いて言うなら、お昼時にスマホでネットサーフィンをする時に、2テンポほど遅いと感じるくらい。
日本通信SIMとマネーフォワード光の体験については下記で紹介している。
医療保険と個人年金保険を解約
「改訂版お金の大学」を読み、保険についても深く考えるようになった。これまで、なんとなく加入していた医療保険と個人年金保険ですが、本当に必要なのか、改めて見直してみることに。
まず、医療保険について。本書では、「高額療養費制度」を利用すれば、医療費の自己負担額はそれほど大きくならないことを知った。私の場合、どんなに医療費が高額になっても月の上限が10万円以内に収まるので、医療保険は解約しても良さそうだと思い解約した。
次に、個人年金保険について。老後の資金準備として加入していましたが、本書で紹介されていた株式投資の方が、効率的に資産形成できることを知った。そこで、個人年金保険は解約し、解約返戻金を株式投資に回した。
- 医療保険 1万円→解約して0円
- 個人年金保険1.5万円→解約して0円
保険を見直して、月2.5万円も節約することができた。通信費を見直しと合わせて、月3万円ほどの節約になった。
マネーフォワードMEの家計簿アプリを導入
次に、家計簿アプリを導入し、毎月の支出を細かく記録していった。すると、今まで意識していなかった無駄な支出が、たくさんあることに気づかされた。
例えば、
- コンビニでの衝動買い
- ガラケー時代に契約していたプリクラの有料会員代
- 契約してそのまま忘れてたクレカの年会費など…。
これらを思い切って解約して、さらに支出を減らすことができた。
以前の私は、「節約=我慢」というイメージがあり、どこかネガティブな感情を抱いていた。しかし、「お金の大学」を読んでからは「節約=賢くお金を使う」という考え方に変わっていった。本当に必要なものにお金を使うためには、無駄な支出を減らすことが大切だと感じた。
高配当株投資に挑戦!
そして、高配当株投資にも挑戦してみることに。
本を読む前からNISAでインデックス投資はやっていた。しかし、高配当株投資はしたことがなかった。高配当株投資の魅力は配当金。資産を取崩さなくてもキャッシュフローが得られる、ということに魅力を感じて始めようと思った。
実際に配当金が入ってくるとなんだか嬉しい。インデックス投資では味わえないものがある。配当金が入ると生活に彩りが出てちょっとした贅沢ができる。
通信費や固定費は抑えて、入ってきた配当金で少し贅沢。お金を自分の使いたいとこにしっかり使えてる気がして、成長を実感できた。
お金の価値観を変えてくれる1冊
「改訂版お金の大学」との出会いは、私のお金に対する価値観を大きく変えてくれた。以前は、お金について漠然とした不安を抱え、年金など将来に対してどこか悲観的になっていた。
しかし、本書で「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」という5つの力を学び、実践していく中で、お金に対する知識と自信を身につけることができた。
固定費の見直しや無駄な支出の削減によって、貯蓄額は着実に増え、将来への不安は少しずつ軽減。保険についても、本当に必要な保障を見極め、無駄を省くことに成功。全部合わせて月4万円ほどの節約ができた。
お金の知識が増えるにつれ、将来に対する漠然とした不安が少しずつ無くなっていった。お金のことを真剣に考えるようになり、自分の人生設計を具体的に描くことができるようになったのは、本書のおかげ。
コメント